ビオチンはアトピーに高い効果があります。実際にビオチンの処方で高い効果を上げている病院もありますし、ビオチン療法というビオチンを大量に投与する療法も存在します。
今回の記事では、ビオチンの効果と副作用、必要な摂取量と摂取の仕方について説明します。
目次
アトピーに対するビオチンの効果
最近の研究で、アトピーの人の中には体内のビオチン濃度が低下している人が多いことが判明しています。ビオチン不足のアトピー患者にビオチンを投与することで、アトピー症状が良くなるケースがあることが知られています。ビオチンにより、体内で起こっていた免疫異常や代謝障害の改善効果が期待できるのです。
皮膚炎を抑える
ビオチンは炎症を抑える効果があります。
ビオチンは、α-リノレン酸からEPAや良性のエイコサノイドであるプロスタグランジンE3の産生を促し、アラキドン酸から悪性のエイコサノイドが代謝されるのを阻害します。これにより、炎症物質の量が減り、皮膚炎が抑えられるのです。
抗ヒスタミン効果
ビオチンは、かゆみを引き起こすもととなるヒスタミンの生成を阻害します。医師に処方してもらって、抗ヒスタミン剤を飲んでいる方もいると思いますが、それと同じ効果がビオチンにはあるのです。
ビオチンを摂取することでヒスタミンが減り、アレルギー反応が弱まり、痒みが減ります。
皮膚の再生効果
ビオチンには、皮膚の基底細胞の下にある毛細血管を丈夫にして血流を増やし、新しい皮膚の生成を促す効果があります。これにより、傷付いた皮膚の再生が加速し、角質層を丈夫にして、アレルギーの起きにくい皮膚にする効果があります。
ビオチンの副作用と注意点
副作用
ビオチンは水溶性ビタミンであり、過剰摂取してもすぐに体外に排出されるので、そこまで副作用を気にする必要はありません。ただし、妊娠中の方はビオチンの過剰摂取は控えた方が良いでしょう。
注意点
注意点として、ビオチンの効き方はマイルドなため、効果が出るのに時間がかかることです。最低3~4カ月続けるようにしましょう。
またビオチンはビフィズス菌によって消費されるので、ヨーグルトを定期的に摂取している人は、ビオチン不足に陥っている可能性が高いです。意識的にビオチンを摂取すると良いでしょう。
ビオチンはビタミンCと相性がよく、ビタミンCによって吸収が高まります。同時にビタミンCも摂取すると良いでしょう。ビタミンCについてはアトピーに良く効く栄養素 ビタミンCを参照してみてください。
またビオチンは、マンガン3~4mgと合わせて飲むことで、効果的に働くとも言われています。マルチビタミン&ミネラルなどのサプリメントを併用するもありでしょう。
ビオチンの摂取量と摂取の仕方
ビオチンはサプリメントを買うか、医師に処方してもらいましょう。ビオチン療法を行いたい場合や大量摂取したい場合は医師に相談するとよいです。処方してもらえない場合は自分でアマゾンなどで買いましょう。私は医師に処方してもらっています。
ビオチンの摂取は副作用がないため、多少量を多めに摂取しても大丈夫です。5000μg~15000μgが適量とされていますが、症状がひどい時は1日に5mgほど摂取しましょう。またビオチン療法をする人も多めに摂取するとよいです。
水溶性ビタミンのため、小分けにして1日に2〜3回に分けて取るようにしましょう。
医師に処方してもらえない場合は、アマゾンでも買えます。
まとめ
本記事ではビオチンのアトピーに対する効果についてまとめました。
- アトピーにビオチンは高い効果を示す。
- ヨーグルトを常食する人は意識的にビオチンを摂ると良い。
- ビオチン療法をする人は、医師に相談してたくさん処方してもらうか、自分でビオチンを大量に買う。
- 小分けにして1日に2〜3回に分けて摂る。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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