今回の記事は脱ステをしてからの経過について第二弾です。
脱ステ開始から一年までの経過 リバウンドの経験の続きの記事で、脱ステしてから一年目以降の話について書きます。
脱ステして一年で二回目のリバウンドは収まったが・・
私が脱ステを開始したのは3月ごろで、だいたい一年後の3月ごろには二回目のリバウンドも収束していきました。
とはいえ、皮膚は全体的にカサカサしており、慢性的に落屑がある状態が続きました。この当時も、基本的に脱ステ・脱保湿を徹底しており、皮膚に何もつけないように徹底していました。
そしてその後も皮膚の状態は特に改善することなく、7ヶ月ほど推移しました。
毎日結構な量の落屑があるので、朝にシーツに落ちた落屑の掃除をすることから1日が始まるのです。朝起きて、減らない落屑を見て日々悲しい気分になります。
そして皮膚が良くない状態のまま魔の11月がやってきたのです。
冬に三回目のリバウンド
二回目のリバウンドが起きたのが前の年の11月でしたので、11月に再び悪化するのではと身構えていたのですが、案の定アトピーが大悪化しました。まさに三回目のリバウンドです。
皮膚の乾燥が進行し、落屑の量が爆発的に増えました。そして浸出液が出るくらい夜に掻いてしまうこともありました。
特に症状が強く出ている部分が肘、膝、肩、首であり、じゅくじゅくした傷やかさぶたが大量にできました。三回目のリバウンドも二回目のリバウンドと同程度の規模だったと思います。
こうなると動くのもしんどいという状況でした。当時測ったTARCは約5000でした。
消毒を実施したところ、リバウンドが一気に収まった
さて三回目のリバウンドの規模が二回目のリバウンドの規模と全く変わらないように感じた私は、佐藤健二先生の脱ステ・脱保湿の治療法に対して疑問を抱くようになりました。
佐藤 健二 柘植書房新社 2014-12
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そこで、あらゆる書籍、サイトを読み漁ったところ、どうやらアトピーの大きな原因に、病原性細菌の異常繁殖があるということを知りました。
自分のアトピー症状はまさに、こうした病原性細菌に感染している人の話と全く同じなのです。
そこで、脱化学薬品をやめ、入浴中にイソジンでの消毒を試みたところ、一気にアトピーが軽快していったのです。
効果は劇的でした。目に見えてアトピー症状が良くなっていったのです。皮膚が良くなっていく状況を見ていた家族までもが驚くほどでした。
この経験から、脱ステ後何年も皮膚状態が良くならないのは、ステロイドの毒が出ているからでも、排毒でもなんでもなく、皮膚に病原性細菌が繁殖しているからだと思うようになりました。
そういう意味では、佐藤健二先生の脱ステ・脱保湿を行って一回目のリバウンドを乗り越えた人は、皮膚の消毒を治療に取り入れることで、アトピーを良くできるのではないかと考えています。
1年後のまとめ
脱ステ1年後のアトピー症状は以下のように推移しました。
二回目のリバウンド → 徐々に収まるが症状が強い → 三回目のリバウンド → 消毒でリバウンドが収束 → たまに消毒することで良い状態を維持
三回目のリバウンドが起きている当時はTARCが5000もあったのですが、消毒を実践するようになってから、TARCが1000台にまで落ちました。消毒だけでここまでアトピーが良くなるのですから、やはりアトピーの重大な原因は皮膚における病原性細菌の繁殖にあるようです。
その後、このサイトに掲載している様々な原因療法と対症療法を組み合わせることで、アトピーを寛解させることに成功しましたが、病原性細菌の対策以上に著効のある治療法はありませんでした。
ちなみに腸内環境がアトピーの最も重要な原因と述べているようなサイトが多いですが、食事に気を使って腸内環境をどれだけ良くしても、二回目・三回目のリバウンドが収まることはありませんでした。重症のアトピーの方はまずは皮膚の病原性細菌の対策が必要なのでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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