腸内免疫を正す最も簡単な方法、それは食べないことです。食べないことで腸壁や粘膜の傷は再生し、腸にたまった宿便という有害物質と老廃物の塊が排出されます。腸内免疫が健全化することで、アレルギー体質を克服することができます。
しかし生きるために、ずっと食べないわけにはいきません。そこでおすすめなのが半日断食です。この記事では食べないことの効果と半日断食のやり方について説明します。
目次
食べないことによる効果
アレルギーが起こる仕組み
基本的にアレルギー反応というのは、アレルゲン(抗原)が体内に侵入し、その異物を捕捉処理し体外排出するために抗体が作られ、この抗体の反応によって起こります。だからこそ、アレルギー反応を起こさないためには、アレルゲンを体内に侵入させないことがなによりも大切なのです。
ところが、現代の医学では、アレルゲンを体内に侵入させないことよりも、すでに侵入したアレルゲンと抗体との反応をいかに抑えるかということに腐心しているのです。抗アレルギー剤も抗ヒスタミン剤もステロイドもプロトピックもそうやってアレルギーに効果を発揮するのです。
アレルゲンを最初から体内に侵入させなければ、これらの薬は最初から必要ないはずなのです。だからこそ、アレルギー疾患を克服するうえで、皮膚や消化器系や呼吸器系の粘膜を健全化しアレルゲンを最初から人体に侵入させないことが大切なのです。
アトピーが起こる仕組み
皮膚や消化器系や呼吸器系の粘膜のうち、特にアトピーにとって重要なのが、皮膚と腸内です(花粉症や喘息などは鼻や呼吸器系の粘膜が大切になります)。詳しくはアトピーの本当の原因は皮膚免疫と腸内免疫にありという記事をみてください。
腸内に注目してみましょう。腸内では、消化できなかったタンパク質が①腐敗し腸内環境を悪化させることと②そのタンパク質自体がアレルゲンとなることで、アトピーを悪化させます。腸内からアトピーを治すためにはこの消化できなかったタンパク質をなくす必要があります。
食べないことで腸内からアトピーが良くなる
実は、食べないという最もシンプルな方法により未消化のタンパク質がなくなり、腸内が健全化するのです。食べないこと=断食することでアトピーはぐんぐん良くなるのです。
断食により、胃腸は休む時間が与えられ傷ついていた腸壁は修復されます。腐敗タンパク質がなくなるので腸内細菌の悪玉菌は減り腸内環境が良くなります。宿便という有害物質と老廃物の塊が排出されます。未消化のタンパク質というアレルゲンもなくなるのです。
半日断食の実践
上で説明したように断食はアトピーを改善する上で高い効果を発揮します。しかし完全な断食を一人で行うことは簡単ではありませんし、危険も伴います。完全な断食をしたいひとは、断食道場や医師のもと行うようにするのも手です。ここでは手軽に行うことができる半日断食の方法について説明します。
半日断食のやり方
半日断食のやり方は非常に簡単です。朝食を抜くこと、それだけです。非常に簡単ですよね。これだけでも、胃腸が休まる時間を確保できるので、腸壁の傷は再生し、腸内環境も良くなっていきます。
朝食を抜くと力がでないということもなく、むしろ頭はすっきりとして、午前中を活力をもって過ごすことができます。消化にエネルギーを取られない分他の活動に力を注ぐことができるのです。
半日断食のその他注意点について列挙すると、
- 間食や夜食はしない
- 夕食を食べてから次の日昼食を食べるまで、できれば16時間空ける
- 回数を減らしたからといって、一回の食事の量は増やさない
- 昼食夕食はバランス良く食べる
- アトピーに悪い食品やアレルギーを起こす食品は避ける
- 成長期の子供は行わない
半日断食の効果の実感
半日断食の効果は一朝一夕で出るものではないので、最低一ヶ月は続けてみてください。すぐにアトピーが良くなったり、痒みが減ったり、傷が減ったりなどの効果はでません。
しかし、なんとなく長の調子が良い、便秘が減った、元気になった、朝起きるのが楽になった、仕事中眠くないなどの効果は比較的早く実感することができます。
こうなるとぐんぐんと腸内環境が良くなっているはずなので、長期的にはアトピーやアレルギーにも良い効果があります。気長に続けていくとよいでしょう。
まとめ
本記事では腸内免疫を改善するために半日断食の方法を紹介しました。半日断食の効果は即効性があるものではないですが、続けていくことで、徐々に効果を発揮していくので気長に続けていくとよいでしょう。
さて断食の歴史は長く、さまざまな効果があります。気になる人は調べてみるとよいでしょう。私は、甲田光雄先生の書籍を参考にしています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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