アトピーによくない食べ物

以前、アトピーに良くない食べ物はなにかという質問を受けました。

アトピーに食べ物はとても大事です。食べ物を気をつけるだけで軽いアトピーなら治ってしまう人がいるくらいです。

備忘録の意味も含めて、食べてはいけない食べ物について一度まとめてみることにします。

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アトピーに良くない食べ物の分類

アトピーによくない食べ物はかなりたくさんありますが、それぞれアトピーによくない理由がちゃんとあります。このことを理解せずにあれもだめこれもだめと言われると、納得ができないし、ついつい悪いと分かっていても食べてしまうのです。しっかりと食べてはいけない理由を把握することで、節制ができるのです。

アトピーによくない食べ物は以下のように分類されます。

  • 即時型アレルギーを発症しているもの
  • 遅延型アレルギーを発症しているもの
  • ヒスタミンを多く含むもの
  • リノール酸を多く含むもの
  • アラキドン酸を多く含むもの
  • トランス脂肪酸を多く含むもの
  • 腸内環境を悪化させるもの

私の独断と偏見で避けるべき優先度を1〜5段階の星マークで表してみます。

即時型アレルギーを発症しているもの(優先度:★★★★☆)

これは非常にわかりやすいかと思います。食べたら唇が腫れる、喉がかゆくなる、呼吸困難になるなどのアレルギー症状がすぐに出るからです。仮に食べた時に症状が出ていない食べ物でも血液検査のIgEで高い数値がでたものは一応控えると良いでしょう。即時型アレルギーが出る食品は人によって異なるので血液検査で見つけるか、食べたときの感覚で見つけましょう。

食べた直後になんらかのアレルギー反応が起きる食品は完全に避けるようにしましょう。血液検査で即時型アレルギーの数値が高くでる食品もアトピー症状の強いうちは完全に控えるようにした方が無難です。ただし、血液検査の即時型アレルギー数値が低いのであればそこまで気にしなくて良いようです。

例:甲殻類、卵、牛乳、小麦、果物、そば、アルコールなど

遅延型アレルギーを発症しているもの(優先度:★★★★☆)

これは食べてすぐになんらかの症状が出るわけではないので発見が容易ではありません。

病院での血液検査で調べることができますが、時間と3万円ほどお金がかかりますが一度受けてみる価値はあります。こんな感じで96種類の食品に対してのIGG検査ができます。

http://www.nkoya.jp/antiage.htmlより引用

遅延型アレルギーは即時型アレルギーとは全然違う食品に反応することがあります。どちらも調べると良いでしょう。

遅延型アレルギーがクラス3以上の製品は完全に避けるようにした方よいです。上の写真の例だと卵黄が除外すべき食品です。

例:甲殻類、卵、牛乳、小麦、果物、そば、アルコールなど

 

ヒスタミンを多く含むもの(優先度:★★☆☆☆)

ヒスタミンとはアレルギーに関わる物質です。ヒスタミンを多く含む食品は痒みを増幅する可能性があるのでアトピーの痒みが強い人は控えると良いでしょう。ただし、食べるとすぐにアトピー症状が悪くなるというものでもないため、完全に除外する必要はありません。食べ過ぎないように気をつけるようにすれば十分です。

例:トマト、ナス、ホウレンソウ、タケノコ、エノキダケ、セロリ、ジャガイモ、ビール、ワイン、チョコレート、ココア、コーヒー、牛肉、豚肉、サバ、マグロ、いわし、サケ、タラ、サンマ、甲殻類など

 

リノール酸を多く含むもの(優先度:★★★★☆)

リノール酸はアレルギーを悪化させる油です。必須脂肪酸ですが多くの食品に含まれているので不足することは基本的にありません。リノール酸系統の油は安価なため、外食や加工食品でも多く使われています。基本的には外食や加工食品は避けるようにし、自炊するときの調理油にはオリーブオイルを使うようにすればリノール酸の摂取量を減らすことができます。

例:サラダ油、ごま油、大豆油、サフラワー油、サンフラー油、ラーメン、カレー、中華料理、コンビニ弁当、外食に使われる油、マヨネーズ、ドレッシング、生クリーム、スナック菓子など

 

トランス脂肪酸を多く含むもの(優先度:★★★★★)

トランス脂肪酸であるマーガリンやショートニングは本来自然には存在しないものです。人工的に無理やり水素を付加することでできた脂であり、アトピーを悪化させます。多くの現代病の原因になっているとも言われています。自然のものでないため、冷蔵庫から取り出して放置していても腐らないそうです。

多くの加工食品に含まれているので、買う際には成分表示をチェックしてみてください。かなりの加工食品に使われていることに気づくでしょう。コンビニの食べ物はトランス脂肪酸を含むものばかりなので食べれないです。

例:マーガリン、ショートニング、加工食品、ファストフード、菓子パン、スナック菓子、ケーキ、クッキー、アイスクリームなど

 

アラキドン酸を多く含むもの(優先度:★★★☆☆)

アラキドン酸も身体に必要なものですが、炎症を引き起こすので、アトピーの人は積極的には取る必要はありません。アラキドン酸は肉に多く含まれているので、肉食の代わりに魚食を増やすようにすると良いです。ただし、肉類を全く食べないのも良くないので、頻度を減らして食べるようにするとよいでしょう。

例:レバー、牛肉、豚肉、鶏肉、魚卵など

  

腸内環境を悪化させるもの(優先度:★★★★☆)

腸内環境を悪化させるものはたくさんありますが、大きく分けると砂糖、刺激物と化学調味料と肉類にわけられます。

砂糖の例:砂糖、清涼飲料水、お菓子、ケーキなど

刺激物の例:辛いもの、アルコール、コーヒーなど

化学調味料:インスタント食品、冷凍食品など

肉類の例:牛肉、豚肉、鶏肉など

腸内環境はアトピーを改善する上で非常に重要です。腸内環境を悪くする食品を避けるだけでなく、腸内環境を良くする食品を積極的に摂るとよいでしょう。詳しくは、腸内免疫を正せばアトピーは治るも御覧ください。

 

まとめ

思ったより多くの食品が該当していて、驚いた人もいるでしょうか。難しく考えずに、昔の日本人が食べていたものだけを食べるようにするのも一つの手です。

これらの食品はアトピーの症状が強く出ている時は避けるようにしますが、症状が良くなれば徐々に解禁していっても大丈夫です。原因療法を徹底して行い、皮膚免疫と腸内免疫を正常化させ、ちょっとやそっとじゃアレルギーを起こさない身体にすれば、食事の自由度も上がっていきます。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

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