今回はアトピーの実験についての話です。
タイトルの通り、イソジンを肘の乾燥部分に使ったらどうなるかといういうことについて実験しました。
その結果ものすごくアトピーが改善したので、その情報についてシェアしたいと思います。
アトピー肌には黄色ブドウ球菌が繁殖している
アトピーの重大な原因の一つは、黄色ブドウ球菌が皮膚で繁殖していることです。だからこそ殺菌消毒や入浴で黄色ブドウ球菌の数を減らすことでアトピーが劇的に良くなるのです。
さて黄色ブドウ球菌が特に繁殖をしているのはじゅくじゅくしている部分や傷のある部分です。こういった患部は殺菌力の強いイソジンや超酸性水で消毒をすることを勧めています。
逆に傷がなく乾燥だけしているような部分をイソジンや超酸性水で殺菌することは、副作用の観点からオススメしていません。
しかし今回私はこのように傷はないけど痒みがあり乾燥しかさかさしている肘アトピーの患部にイソジンを使うとどうなるの?と気になったので実験をしてみました。
実験
しつこい肘アトピー
肘はアトピーの好発部位と言われています。特に成人では、他は治ったけど肘と膝の部分だけアトピーがあるという人も多いです。
これは肘と膝の皮膚が擦れるため皮膚のバリア機能が壊れやすいのと、汗がたまりやすく黄色ブドウ球菌などの雑菌が繁殖しやすいからだと考えられています。
http://www.k-suisinkai.jp/feature/index.htmlより引用
実際私もアトピー症状が落ち着いた現在でも、季節の変わり目などに肘の部分は痒くなったり、乾燥したりします。
いつもなら入浴時に石鹸できれいに洗い、入浴後乾燥が強い場合には保湿をするだけで徐々に治っていきます。たまにそれでも治らず傷ができた時は消毒をするようにしています。
しかし今回は傷にもなっていないのに、あえてイソジンによる消毒をしてみることにしました。
敵(黄色ブドウ球菌)のスペック
黄色ブドウ球菌は感染力が強く、一度繁殖すると簡単には数を減らすことができません。
黄色ブドウ球菌は人体の皮膚表面、毛孔に存在する。特に鼻腔内に存在する常在菌であり、約30% – 100%のヒトが保有していると言われる(諸説あり)。ヒトの皮膚に常在するブドウ球菌の中では毒性が高く、他のブドウ球菌では健常者に対して病気を起こさない(ただし日和見感染を起こすことはある)のに対し、黄色ブドウ球菌は健常者に対しても病気を起こしうる。ただし黄色ブドウ球菌も、健常者では通常の生育場所である皮膚表面や鼻腔などでの増殖自体が発病につながることは少なく、創傷部などから体内に侵入した場合に発病することが多い。感染力は強い部類に属するが、菌が少なければ通常その毒性は弱い。
ウィキペディアより引用
実際に肘に黄色ブドウ球菌がいるか調べてみると、うじゃうじゃいました。こいつらが悪さをしているのです。下の画像の点ひとつひとつが黄色ブドウ球菌です。
そこでこちらもイソジンという強力な消毒薬を使うことにしました。
イソジン消毒
イソジンは病院で処方してもらったものを使用します。
処方してもらえない場合は自分でアマゾンで買うこともできます。
使い方としてはイソジンを肘に直接つけます。刺激が強い場合は希釈してもよいのですが、私は原液そのままで特に刺激を感じないので、そのまま使いました。
殺菌のためイソジンは塗った後1分ほど放置します。そしてその後念入りにシャワーでイソジンを流します。
皮膚に残ると刺激になったり副作用が起きたりするからです。
※繰り返しになりますが、イソジンは強力な薬であり、副作用もあります。本来の使用はじゅくじゅくや傷の多い部分への短期間の使用が適しています。乾燥している部分にはティーツリーオイルなどによる殺菌消毒が適しています。くわしくはこちら。
結果
わずか二日で肘のアトピーの症状がなくなりました。やはりイソジンは殺菌効果が強いこと、アトピーの患部で黄色ブドウ球菌が悪さをしていることが再確認できました。
その後は保湿なし、入浴時の石鹸だけで良い状態を維持できています。
今回はイソジンで消毒しましたが、超酸性水でも同じ結果が得られると思われます。
まとめ
今回の実験を通して、
- アトピーの患部はじゅくじゅくしていなくても、黄色ブドウ球菌が繁殖している
- 黄色ブドウ球菌の殺菌にはイソジンが非常に有効である
- 本来乾燥している部分程度にはイソジンの使用は適さないが、短期間の使用ならありかもしれない
とうことがわかりました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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