今回はアトピー人口についての話です。
アトピーは日本だけじゃなくて世界中で増えつづけてみるみたいです。
今回の記事は治療には特に関係ないので、あしからず。
世界で増え続けるアトピー患者
アトピー患者の数は世界中で増えつづけています。昔は先進国で多く見られる病気だったのですが、最近では途上国でも多く見られる病気になってきています。
統計基準によってばらばらなのですが、一説によると世界のアトピー人工は14億人越えとも言われています。そして今後も増えつづけていくことが予想されているのです。
Googleで「アトピー 市場予測」「アトピー 市場規模」とか調べると、アトピービジネスの成長性について書かれたレポートが大量にヒットします。主に医療関係や製薬関係の人向けの資料のようです。製薬会社にとっては大きなビジネスチャンスなのでしょうが、なんだかなあという気持ちになります。
日本でのアトピー患者数
アトピーの有症率
少し古いデータなのですが、平成12年度から14年度にかけて厚生労働科学研究で実施された全国調査によると、アトピーの有症率は
- 4か月児;12.8%
- 1歳半児;9.8%
- 3歳児;13.2%
- 小学1年生;11.8%
- 小学6年生;10.6%
- 大学生;8.2%
と言われています。実に若者や子供の10%ほどです。一方で平成15年度から17年度の東京大学の職員のアトピー有症率の調査によると、
- 20代 ;10.2%
- 30代 ;9.0%
- 40代 ;4.1%
- 50〜60代 ;2.4%
となっていて、年齢によって大きな差があることがわかります。
(出典:http://www.jaanet.org/pdf/guideline_skin03.pdf)
アトピーの推計患者数推移
一方、推計総患者数は45万6千人で、現在もなお増加中です。下の図は主なアレルギーの推計患者数の推移です。
出典:アレルギー疾患の現状等 – 厚生労働省
アトピーが増え続ける理由
アトピー患者が増え続けている理由は、乳幼児期の環境にあると私は考えています。
乳幼児期に過度に清潔な環境で育てられ、細菌やバクテリアの感染を経験しない・もしくは感染してもすぐに抗生物質の投与で免疫が働く機会を奪われることで、人間として必要な免疫が育たないのです。
小さな子供や赤ちゃんの親御さんは、子供のためにあえて不潔な環境で育てるべきだと指導される時代が来るかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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