アトピーにおすすめの保湿剤 ホホバオイル

今回の記事はお勧めの保湿剤第二弾ということで、ホホバオイルについてです。

ホホバオイルはアトピーに良いという口コミが多い一方で、ホホバオイルでアトピーが悪化した~という声も良く聞きます。

私自身はホホバオイルで悪化するということはなかったのですが、どうしても保湿剤は人によって合う合わないがあります。

そこで今回はホホバオイルについてまとめます。

 

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保湿剤の鉄則

まずこれはどの保湿剤にも共通して言えることなんだけど、

保湿剤は合わないと思ったら使わない!!

ことです。

どれだけ評判が良くても、どれだけいい成分が含まれていても、合わないものは合わない。

合うかどうかの判断基準としては、皮膚に違和感があるかどうか、痒みが増すかどうかを判断基準にすると良いです。

 

ホホバオイルってなに?

ホホバオイルは、「ホホバ」というカリフォルニア・メキシコなどの砂漠地帯に生えるツゲ科の多年草の種子から採れる天然の油です。

ホホバオイルは食用として用いることはないですが、昔から肌や髪によく使われるオイルで、現在も多くの美容液、保湿液などに用いられています。

 

ホホバオイルの効果

ホホバオイルがアトピーに良いと言われるのは、抗菌効果と保湿効果・バリア機能を強化する効果があるからです。

抗菌効果

ホホバオイルはかなり強い抗菌効果を持っています。ぶっちゃけた話、抗菌効果が高いからホホバオイルはアトピーに効果があるって断言できるくらいにこの効果が重要です。

アトピーのひとの肌には病原性細菌が異常繁殖しており、それらの病原性細菌がアトピーを発症・悪化させているんだけど、ホホバオイルを塗ると細菌の繁殖が抑えられてアトピーが良くなるのです。

黄色ブドウ球菌はアトピーの炎症を起こす大きな原因のひとつであると言われています。
<ミシガン大学の研究では>
「カンジダ菌、ブドウ球菌アウレウス(黄色ブドウ球菌)やシュードモナス菌を含む、一般的な皮膚に悪影響を及ぼすバクテリアのうちの5つが、ホホバオイルの中で生き残ることができない」
ことを明らかにしました。
<ポートエリザベス大学の研究では>
ホホバオイルのバクテリア破壊力を研究したところ、「ホホバオイルはブドウ球菌やシュードモナス菌を1時間15分以内に破壊した」ことを発表しています。

これらの実験結果でも明らかな様にホホバオイルは、黄色ブドウ球菌などのバクテリアが原因と言われているかゆみのケアにも最適です。

http://www.naturalorchestra.com/afp/index2.htmlより引用

このようにホホバオイルは病原性細菌を抑えるのでアトピーの人にとって理想的なオイルなのです。

ちなみに病原性細菌を放置してると、感染症になってアトピーが一気に悪化します。

ジュクジュクで汁が出るようなアトピーは感染症を高確率で起こしているけど、こんな感じでガサガサのアトピーでも感染症を併発していることが多いです。

http://ameblo.jp/hifukayumi/より引用

こうなると、抗生物質服用 + イソジンとかの消毒 が必要になるんだけど、その前に普段から予防するためにもホホバオイルがオススメってわけです。

病原性細菌の影響についてはこの記事にも書いているから参考にしてください。

アトピーの原因解明か!? 話題の二重スイッチ数理モデルについて 

 

保湿効果・バリア機能を強化する効果

ホホバオイルの保湿作用は、アトピーの人がよく用いる他の保湿剤と比べて、特に高いというわけではないのですが、人の肌になじみやすいという特徴があります。

これはホホバオイルにはワックスエステルという成分がふんだんに含まれており、これが人の肌に必要な成分だからです。健康な肌ならワックスエステルが十分な量あるんだけど、アトピーの場合このワックスエステルが不足してしまうんだよね。

ワックスエステルが補給されることで、外からの異物の進入を防ぐという皮膚のバリア機能が高まるし、皮膚からの水分の蒸発が抑えられ保湿力が高まるのです。

 

ホホバオイルを使用する上での注意点

肌に合わない可能性

どの保湿剤でもそうなんだけど、自分の肌に合わないということがある。特にホホバオイルは植物由来の成分だから、植物にアレルギーがある人は合わないということが多いのです。

ちなみに合わないと、痒くなったり、赤くなったりします。

例えば、色々な花粉に反応しているような人はホホバオイルにも反応する可能性が高いです。あくまで可能性が高いだけなので、使ってみるまでどうなるかはわからない。だからとりあえず試してみることをお勧めします。ホホバオイルのパッチテストをするといいです。

やり方は、

まずは湿疹もなく乾燥もしていない普通肌のところに試してみる。腕とか太ももとかの皮膚の柔らかい部分がいい。10円玉程度の大きさに塗る

 ↓

そのまま24時間放置して違和感がなければ、乾燥している部分の一部に試してみる。

 ↓

それでも大丈夫そうなら、乾燥している部分とか軽い湿疹にも試してみる。

という流れがおすすめです。これで何の異常もなければどんどん範囲を広げていって大丈夫です。かなり面倒だけど、自分の身体に合うかどうかは慎重に見極める必要がある。

肌に合わなくなる可能性

さてホホバオイルだけど、しばらく使っていて問題なかったのに、使っているうちに悪化するようになるということもあり得る。

これはホホバオイルを使い続けていくうちにアレルゲンとして身体にインプットされてしまうという理由が考えられる。

このように使っていくうちにホホバオイルが肌に合わなくなったのなら、残念だけど使用を中止した方がいい。

ちなみにホホバオイルがアレルゲンになっていなくてもアトピーを悪化させるということもあります。それはアトピーの湿疹部分にホホバオイルを使った時です。

ホホバオイルのような保湿剤にはアトピーの湿疹を治す力まではないんだよね。

湿疹部分は皮膚が刺激に弱くなっているから、ホホバオイル自体が刺激になってアトピーが悪化するというわけ。基本的には湿疹には使わない方がいい。

すごい初歩的なことだけど、意外とみんな知らなくて湿疹の部分にもホホバオイルを塗り込んでたりする。湿疹部位には大人しくステロイドを塗るか、非ステロイドの軟膏を塗ってとりあえず炎症を抑えてあげる必要がある。ステロイドを塗った上でホホバオイルを併用するのならOKです。

繰り返しになるけど湿疹部分をホホバオイルのみでスキンケアしてはダメです。保湿剤でのスキンケアは炎症が治まってからか、ステロイドと併用するかです。

おすすめのホホバオイルは?

私のオススメはゴールデン(未精製)のホホバオイルです。ゴールデンのホホバオイルの方が抗菌作用が強いからです。また、ゴールデンの方が皮膚に良い栄養素を多く含んでいるということもあります。

私一番のオススメのホホバオイルは、NATURAL ORCHESTRAの高品質「オーガニックホホバオイルです。ここの商品はこだわっているだけあって、確かに効果が高いし安全性も高い。使い方としては気になる部分に数滴垂らして伸ばして使っています。比較的伸びが良くてサラサラしていて使いやすいです。ただ会員登録がやや面倒なのと、値段が高いのがややネック。

ゴールデンのホホバオイルはアマゾンでも買えます。私は昔はこの商品使ってました。こっちは比較的値段がお手頃なのがありがたい。唯一気になることは本当は100mLも入っていなさそうというところ笑


最後まで読んでいただきありがとうございます。

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