今日はアトピーがキスで改善するという話についてです。ちょうど1年くらい前に少し話題になっていたので、知っているひともいるのではないでしょうか?
アトピーがキスで改善するってなんか素敵じゃないですか!?それでは詳しく説明していきます。
キスをすることでアレルギーやアトピーが改善する
https://hiwihhi.com/u/30bac4c48ee98b92.htmlより引用
「キスすることにより、皮膚のアレルギー症状が改善する」ことについての論文を書いた木俣肇氏が2015年にイグノーベル賞を受賞しました。木俣さんは、アレルギー専門クリニックの院長です。
(ちなみにイグノーベル賞とは、世の中を笑わせ、考えさせた研究や業績に贈られる賞で、日本人がここ数年連続で受賞しています。)
木俣肇院長の論文によると、パートナーとの熱いキスによりアレルギー反応や症状が弱まることが示されています。
実験の概要
・被験者はアトピー性皮膚炎患者、アレルギー性鼻炎患者、健常者それぞれ30人ずつ計90人。
・まず、パートナーと静かな音楽の流れる個室で30分間、自由にキス。キスの前後でアレルギー反応の強度を調べる皮膚テストや血中成分を測定。このとき、改善傾向がみられた。
・2週間後、同じカップルにキスせず個室内で30分抱き合ってもらったが、改善傾向が見られなかった。https://hiwihhi.com/u/30bac4c48ee98b92.htmlより引用
さて、注目すべきはキスでは改善傾向があったのに、抱擁だけでは改善傾向がなかったことです。また、キスの回数を制限しなかったケースでもっとも大きな効果があり、キスの回数を制限すると効果が落ちるそうです。
そして同氏の他の論文によると、パートナーとの性交渉にもキスと同様の改善傾向があったことが示されています。
つまりパートナーと情熱的に愛し合うことでアトピーが改善することが示されたのです。
キスの驚くべき効果
キスは昔から様々な健康・美容効果があると言われています。特にアトピーに効果があると考えられる効果を列挙します。
オキシトシンの分泌
信頼ホルモンといわれるオキシトシンが分泌されます。これにより心が癒され、幸福感を感じ、ストレスが抑えられます。木俣氏の論文ではオキシトシンの分泌がアレルギーを抑制していると考えています。
βエンドルフィンの分泌
βエンドルフィンは別名脳内モルヒネと言い、鎮痛作用はモルヒネの6.5倍あると言われています。マラソンでのランナーズハイのような状態になり、疲れを中和し快感を感じるようになります。ストレスも抑制します。
ヒスタミンの抑制
キスはアレルギー症状を引き起こすヒスタミンという神経伝達物質を抑制することが知られています。ヒスタミンが抑制されることで痒みが減ります。
免疫力が高まる
キスは唾液を交換します。唾液には様々な細菌が繁殖しており、キスによりパートナーの細菌を身体に取り入れると、細菌に対する抗体の生成が活発になることで、免疫が活性化します。
免疫が活性化すると、免疫の過剰反応であるアトピーはさらに悪化するのではないかと思う人もいるかもしれませんが、細菌に対して抗体を作るという本来あるべき反応が活性化することで、アレルゲンに対して抗体を作る間違ったアレルギー反応が抑制されるのではないかと私は考えています(これに関しては科学的な根拠はありません)。
まとめと余談
アトピーがキスで改善することに関してまとめました。パートナーと幸せな時間を過ごしアトピーも良くなるなんて嬉しいですね。
アトピーの趣旨とはずれるのですが、この記事を書くために健康とキスとの関係を調べていると、非常に多くの情報がありました。中には
- 妻に「行ってきますのキス」をしている男性は、しない男性と比べて平均で5年長く生きる
- 加えて交通事故に遭う可能性もかなり低くなり、年収も30%増しである
などの情報もありました。なかなか興味深いですよね。気になる人は一度調べてみると面白いかと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
このブログを「いいな」と感じていただけましたら、下のランキングバナーをポチッと押していただけますと嬉しいです。

