今回はアトピーの人の花粉対策についてです。
春先にアトピーが悪くなるよってひとは多くの場合、花粉が原因だったりする。アトピーのひとは花粉症の場合と花粉症ではない場合のどっちもあるんだけど、花粉症を発症しているかどうかと花粉でアトピーが悪化するかどうかは関係ないです。とはいえアトピーだと花粉症を併発する可能性が高いらしく、アトピーのひとのうち約40%が花粉症も併発しているそうです。
それでは花粉の対策方法について書きたいと思います。
目次
春先にアトピーが悪くなったらスギ花粉を疑え
花粉でアトピーが悪化するのは、皮膚のバリア機能が弱っているところから花粉が侵入するからです。下の画像などわかりやすい。花粉はアトピーの悪化因子になりうるのです。
http://www.myclinic.ne.jp/imobile/contents/medicalinfo/gsk/top_topic/topic_24/mdcl_info.htmlより引用
ひとえに花粉と言ってもいろいろな種類があって、年中いろんな花粉が飛んでいます。ただ春先にはスギ花粉の量が爆発的に増える。だから春先に花粉症が問題になるわけです。同じように、アトピーが春先に悪くなるならそれはスギ花粉が原因の可能性が高いわけです。
ちなみに年中、何かしらかの花粉が飛んでいるから、ある季節に毎年アトピー悪くなるようなら花粉を疑ってみてください。(もちろん気温差や湿度なども疑うべきですが。)
http://www.allaboutdadmovie.com/より引用
さて自覚症状がなかったとしても、血液検査で花粉に高い反応を示すなら、花粉がアレルゲンになっている可能性が高いので、対策をしたほうがいいです。
これは私の血液検査の結果ですが、ご覧の通り、カモガヤ・ブタクサ・ハンノキ・シラカンバ・スギなど色んな花粉に反応しています。これだけIgEの数値が高く出ていても私の場合なぜか花粉症は発症していないです。その分皮膚にアレルギーが出ているのでしょうか。
花粉症とアトピーを併発すると
さて花粉症とアトピーを併発すると花粉症皮膚炎という皮膚炎を発症することがあります。こうなると、目の周り、頰、首周りに炎症が起きます。
目や鼻に花粉が侵入して痒いから周りを擦る。顔はもともと皮膚が薄いのに擦ったことで皮膚のバリア機能が落ちて、皮膚炎を発症するのです。
アトピーのひとはただでさえもともと皮膚のバリア機能が弱いので、花粉症皮膚炎を起こしやすいと考えられます。
http://hattori-hifu.com/allergy/kafun/より引用
http://blog.fujitv.co.jp/tokudane-official/E20160309002.htmlより引用
ちなみにアトピーではないのに、春先に花粉症皮膚炎を起こしているひともいますが、
皮膚のバリア機能が弱い + スギ花粉への感作
が原因と考えられます。
花粉の対策方法
花粉の対策方法は、なるべく花粉に触れないこと、人体に侵入させないことです。とはいえこれがなかなか難しい。それでは具体策についてまとめてみます。
スキンケアを丁寧に行う
アトピーのひとが花粉で悪くなるのはそもそも皮膚のバリア機能が弱っているからです。丁寧に保湿したり、ステロイドを使ったりすることで、皮膚のバリア機能を整えれば、多少の花粉ではアトピーが悪化することなく過ごせます。
特に花粉症皮膚炎の予防のためには丁寧なスキンケアが必要です。保湿剤を使って皮膚のバリア機能を補ってあげると良いです。また予防のために花粉症の時期はプロアクティブ療法を行うというのもおすすめです。
すでに花粉症皮膚炎を発症して、皮膚が赤くなっていたり、かさかさする場合は炎症を抑えるために、ステロイドやプロトピックを使ったほうがいいです。
外出を控える
花粉が多く飛ぶときは外出を控えるのが良いです。花粉に曝露するのは主に外だからです。だから外に出ないことが最大の対策になります。
どうしても外出するときは、マスクやメガネを着用し、長袖長ズボンを着るようにし、花粉が体につくのを減らしましょう。
寄り道しないでまっすぐ帰ってシャワーを浴びる
外出はどうしても避けれません。なので外出したときは寄り道しないでまっすぐ帰るようにしましょう。家に帰ったら入る前に体を払い家の中に花粉を持ち込まないようにしましょう。
そしてすぐにシャワーを浴びてしまいましょう。花粉のようなアレルゲンは水で簡単に洗い流せるのです。
洗濯物は部屋干し
外に洗濯物を出しておくと取り込んだときに大量の花粉も同時に取り込むことになります。花粉の飛ぶ季節は部屋干しをすると良いでしょう。
空気清浄機を使う
空気清浄機を使うのも手です。最近の空気清浄機は性能が良く、花粉、ハウスダスト、ダニなどのアレルゲンを減らしてくれます。
プラズマクラスター搭載の空気清浄機が良いでしょう。これなどおすすめ。
あとがき
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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