アトピーのひとに有効なタンパク質の摂り方

タンパク質の摂り方はアトピーを治す上でとても大事な要素の一つです。

タンパク質を摂り過ぎて腸内環境が荒れることはアトピーの悪化要因になります。

そこで今回の記事ではタンパク質の摂り方について説明します。

 

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タンパク質は必要

以前の記事(アトピーの本当の原因は皮膚免疫と腸内免疫にあり)で、消化されなかったタンパク質がアトピーの原因になっていると書きましたが、誤解して貰いたくないのはタンパク質はアトピーに悪いから摂るべきではないと主張したいわけではないということです。一部のサイトやブログが動物性タンパク質は摂ってはいけないなどの主張をしていますが間違った情報に踊らされないでください。

タンパク質は人体を維持するために絶対に必要な栄養素です。そもそも人体を構成する成分は水分が最も多いのですが、その次に多いのがタンパク質です。皮膚の再生にもタンパク質は必要です。

タンパク質は、人のからだをつくっている約60兆個の細胞の主成分で、筋肉をはじめ、皮膚や髪の毛、骨の一部も、タンパク質でできています。

人体を構成するタンパク質は、およそ10万種類あるといわれています。

人のからだの70%は水分ですが、タンパク質が占める割合は水分に次いで多く、からだの20%近くにのぼります。

水分を除く固形分のうち、60%以上をタンパク質が占めていることになります。 

タンパク質が不足すると、肌を構成するたんぱく質のコラーゲンの代謝が低下し、美しい肌を保てなくなります。安易なダイエットなどはしないよう注意しましょう。

必須アミノ酸をバランスよく含む良質タンパク質食品は、肉や魚、卵などの動物性食品が多くなります。ただし、とりすぎはよくありません.植物性タンパク質、野菜類なども忘れずとるのが健康のもとです。

http://protein.dijp.netより引用

私たちの筋肉も皮膚も髪の毛もタンパク質から構成されています。アトピーの人の中には厳格なマクロビをしている人がいますがそういう人はむしろタンパク質不足になっていて、皮膚の回復が遅くなってしまっている可能性があります。

また脱ステのリバウンドで皮膚がどんどん落屑してしまうような人はタンパク質不足になりやすいので、ある程度タンパク質を積極的に摂ることが必要です。

 

 

タンパク質は何で補給するかが重要

そこで重要なのはタンパク質の補給源です。皮膚を再生させるためにも良質なタンパク質を摂る必要があります。

そこで目を向けたいのが、大豆と魚と卵です。一方で避けるべきは肉と乳製品です。

大豆を積極的に摂ろう

大豆は、畑の肉と言われるように、植物性タンパク質であり、肉に劣らない程の良質なタンパク質を含んでいます。大豆のアミノ酸スコアは86点とかなり高く、動物性タンパク質に並ぶくらい、アミノ酸バランスに優れています。

大豆製品でおすすめなのは、納豆と豆腐と豆乳ヨーグルトです。豆乳ヨーグルトは自分でも簡単に作ることができるので、作ってみるのもよいでしょう。詳しくは、アトピーに効く乳酸菌を自分で培養しようを参照してみてください。

さて大豆にはメチオニンなどの含硫アミノ酸が少ないという欠点があります。それを補えるのが、白米です。白米は大豆に多く含まれているリジンが少なく、逆に大豆に少ない含硫アミノ酸を多く含んでいます。そういう意味で納豆ご飯は美味しいだけでなく、栄養バランスにも優れている素晴らしいタンパク源でと言えます。

 

魚を積極的に摂ろう

動物性タンパク質は魚から積極的に摂るようにしましょう。基本的にはどんな魚でも良いのですが、特におすすめなのは小魚か青魚です。

シシャモやシラスのように魚を丸ごと食べるのは全体食と呼ばれ、近年その効果の高さに注目が集まっています。頭も尻尾も骨も丸ごと食べることで、人間の身体を構成するのに必要な栄養素が余すことなく摂取できるのです。

一方で、青魚がおすすめなのは、良質なタンパク質と同時にオメガ3系統の油であるEPAやDHAもたっぷりと摂ることができるからです。できれば養殖ではなく天然の青魚を摂るようにしましょう。ただし青魚はヒスタミンを含むため痒みが強くなるという人もいるようです。その場合は避けたほうがよいかもしれません。

 

卵は控えめに

卵は非常に優秀なタンパク質でアミノ酸スコアはなんと100点です。

卵は是非とも積極的に摂取したいタンパク質なのですが、卵に対してアレルギーを発症している人も多く、またの白身は体内のビオチンを消費してしまうというデメリットもあります。

卵にアレルギーが出てない人でも、必ず火を通した卵を食べるようにし、頻度は毎日ではなく控えめにしましょう。

 

肉と乳製品は控えよう

食べる頻度を減らすべきタンパク源は肉と乳製品です。特に症状の強い時は全く食べなくてもよいです。

もともと日本人は肉と乳製品を消化する能力が弱いと言われています。牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする人がいるのは消化に手こずっているからです。

消化できなかったタンパク質は腸内環境を荒し、またそのタンパク質自体がアレルゲンになってしまいます。

そのため、アトピー症状が悪い時は肉と乳製品は避けるようにしましょう。全く食べないというのも手です。

ただし、肉も乳製品も非常にアミノ酸スコアの高い優秀なタンパク源であることは事実です。症状が良くなってくれば徐々に食べるようにしてもよいです。

アトピーが良くなってからは、私は肉も乳製品も食べていますが、安い肉は抗生物質や化学薬品まみれで飼育されているので避けるようにし、信頼できる販売元の肉を少量食べるようにしています。

 

まとめ

  • アトピーを改善するためには良質なタンパク質を適量摂る必要がある。
  • 大豆、魚は積極的に食べる。
  • 卵はたまに食べる。
  • 肉と乳製品はアトピー症状が強い時は控える。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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