冷水シャワーをすることで、アトピーが良くなったり、痒みがひいたりします。
何を非科学的なことを言ってるんだと思う人もいるかもしれませんが、冷水シャワーの効果はすでに実証されていますし、たくさん本も出ています。
それでは冷水シャワーについて説明していきます。
目次
冷水シャワーがアトピーに効果がある理由
入浴後の痒みを抑える
入浴後に身体が火照って痒みが増すという人がいますが、冷水シャワーにより痒みを抑えることができます。特に帰宅後にホッと安心した時に全身に痒みが出るという人は、すぐに冷水シャワーを浴びるとよいでしょう。冷たさは感じる神経は痒みを感じる神経より優先されるので、冷たさで痒みが上書きされます。
冷水シャワーは副腎を鍛える
現代人は副腎が未熟
副腎からはアレルギーや炎症を抑える副腎皮質ホルモンという天然のステロイドホルモンが分泌されます。このように人間の身体には本来アレルギーを抑える能力が備わっているのですが、現代人はこの副腎の機能が未発達であったり、機能が弱いと言われています。
その理由は、幼い頃から衛生的で冷暖房の整った環境で育つことで副腎が活躍する機会が減っているから、すぐにステロイドや抗生剤などに頼ることで副腎が作動しなくなっているから、ストレスにより副腎が機能不全に陥っているから、と考えられています。
副腎が未熟だからアレルギーを抑えられない
副腎の発育が未熟ゆえに、喘息や花粉症やアトピーなどのアレルギー性疾患が増えていると考えている医師もいます。副腎が未熟だと、副腎皮質ホルモンの分泌が不十分となり、アレルギー反応を自分の身体で抑えることができなくなるのです。
アレルギー疾患の要因の一つは副腎の能力不足にあるのです。
強靭な副腎は一生の財産になる
副腎の発育は18歳頃に止まると言われています。成長期にしっかりとした副腎を育てることが、将来にわたって健康を維持するうえで非常に大切なのです。
成人してからも副腎機能をある程度鍛えることはできますが、残念ながら子供とは違い副腎を育てることまではできません。子供の時からしっかりとした副腎を養ってあげることが重要です。
冷水シャワーの実践
冷水シャワーの実践は簡単です。風呂上がりや運動の後に冷水シャワーを約1分間頭から浴びる、それだけです。水風呂がある銭湯では、1分間水風呂につかります。手桶なら10杯から20杯の水を頭からかぶるようにしましょう。
すこし上級者向けの方法で温冷浴という温水と冷水を交互に繰り返して浴びる方法もあります。この場合何度温水と冷水を繰り返しても良いのですが、最後は冷水で終えるようにしましょう。
冷水シャワーは毎日続けることが大切です。徐々に効果が出てくるでしょう。
冷水シャワーの効果が出るまで
冷水シャワーで痒みをとる効果はすぐにその場で実感できますが、冷水シャワーで副腎を鍛えるのには時間がかかります。
幼い子供ほど早く効果が出るようですが、成人の場合は年単位で考えたほうがよいでしょう。気長に毎日続けることが大切です。
冷水シャワーをすすめている小山内博士の本(「水かぶり」でアレルギー知らず! )によると数ヶ月から年単位で効果がでるひとが多いと書いてありました。
また冷水シャワーを実践したアトピー患者のサイトでは以下のように述べています。
上記のAmazonレビューにもありますが、明らかに良くなってきたのが冷水シャワーを始めて2・3か月後。
もの凄く良くなりました。なによりも痒みが激減しました。
ほとんど痒くなくなってきたと言っても良いぐらいまでに改善しました。
この時は本当に嬉しかったです!
「アトピーとの闘いで初めて手応えを掴んだ」
「重い扉だった目の前の視界が、海から上がってくる日の出のようにパーッと開けていった」
思わずガッツポーズしたこの時の気持ちは、正直今でも言葉に出来ません。
症状が良くなるにつれてステロイドやプロトピック軟膏の量を当時かかりつけだった皮膚科医に申告して減らしてもらっていきました。「量をだんだん減らす人なんて初めてです」と言われたことを覚えています。
そして1年弱後の2006年の夏。まず完治しました。痒みもなく肌も健常者と変わらないので100%完治したと言っても良いかと思います。
完治してから10年が経ちますが、冷水シャワーは今でも毎晩継続しています。
今では冷水シャワー無しでの風呂上りは考えられないものとなりました。
http://tobikosu.com/atopic-dermatitis/より引用
やはり成人の場合は年単位で考えたほうがよいでしょう。
とはいえ、冷水シャワーは一度くせになれば気持ちいいので続けるのが苦ではないです。それにアトピー治療の中では珍しくコストのかからない方法です。
ぜひ冷水シャワーを始めてみてください。
冷水シャワーの効能についてはこちらの本が詳しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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