今回の記事は井穴刺絡(せいけつしらく)についてです。
この井穴刺絡は指先から少量の血液を出すことで、自律神経(交感神経・副交感神経)と体性神経(知覚神経・運動神経)を整える治療法です。血液を体外に出すのである意味、瀉血療法の一つと考えることもできますが、非常に手軽にできて副作用がほぼないというメリットがあります。
自律神経が整うのでアトピーにも効果があり、また血液を少量だすだけなので副作用もほぼない治療法なので、私は重宝しています。
それでは井穴刺絡について説明したいともいます。
井穴刺絡とは
井穴刺絡は横浜の医学博士浅見鉄男先生が約40年に及ぶ研究から大成させた療法で、針で指先のツボを刺激することで神経を整える治療法です。
井穴刺絡は体性神経(知覚神経・運動神経)、自律神経(交感神経・副交感神経)を介して骨格筋の痛み、筋肉のこり、関節痛、皮膚粘膜疾患、内科疾患、などの様々な疾患を治す治療法として、鍼灸院・整体院などで広く行われています。
私は整体院の方に自宅でできるアトピーのセルフケアの一つとして井穴刺絡を教えてもらい、知りました。自律神経(交感神経・副交感神経)を整えることからアレルギーやアトピーに効果があるそうです。
実際にやってみると確かに痒みが減る気がし、また特に副作用もないという印象です。
最近は積極的に井穴刺絡をするのは減ったのですが、たまに瀉血療法を行うときに一緒に井穴刺絡も行うようにしています。
井穴刺絡の主な効果
井穴刺絡はアトピー以外にもさまざまな効果があることが知られています。
交感神経(活動する時に働く神経)のバランスを整えることで
胃炎や肝炎、風邪、心臓疾患、腎臓・膀胱疾患、高血圧、眼精疲労などを改善します。
副交感神経(体を休める時に働く神経)のバランスを整えることで
アレルギー、偏頭痛、リュウマチ、花粉症、慢性的な疲労感などを改善します。
体性神経のバランスを整えることで
腰痛、肩こり、肘・膝の痛み、眼の疾患、口・歯茎の疾患、頭痛、五十肩などを改善します。
http://ayasugichiryouinn.com/pages/sezilyutu/000097.htmlより引用
井穴刺絡のやり方
必要な道具
井穴刺絡で使う道具は、瀉血で用いるテルモの「ファインタッチ」です。ファインタッチで、井穴に針を刺血液を出します。
井穴刺絡する部分
井穴刺絡療法では症状に最適な井穴(つぼ)を両手、両足24個のなかから選択し刺激します。
以下の写真をごらんください。
http://ayasugichiryouinn.com/pages/sezilyutu/000097.htmlより引用
http://mindedbody.blog108.fc2.com/blog-entry-63.htmlより引用
特に、アトピーの方には手のH5、足のF5を刺激するのが一番効果的と言われています。私は必ず手のH5は刺絡するようにしていて、症状や気分で人差し指や中指などのその他の指もやるようにしています。
井穴刺絡のやり方
井穴刺絡する前に心配なひとは軽く消毒すると良いです。私は最近は面倒なので事前の消毒は省いてしまっていますが笑
井穴刺絡する際に私はファインタッチの針は深さ1で設定しています。痛くなければ深さ2や3で挑戦してみてください、血の出が良くなるのでその分効果も増すそうです。私は痛くて無理w
針を刺した後は、自分で指をぎゅっぎゅっと絞ります。合計で30滴ほどの血を絞ります。こんな感じです。
ちなみに最初はどす黒い血が出ますが、絞っているうちにそれがだんだんと薄い血に変わっていくことが多いです。たまに最初から薄い血がでることもありますが、どす黒い血が出るときとそうでないときの差は未だにイマイチわかりません。
http://www.dr-madarame.com/medical/より引用
血を搾り取った後は、水で洗い流すか消毒します。今の所、井穴刺絡のせいで感染症を起こしたことなどはありません。
まとめ
井穴刺絡はとても簡単にでき、副作用もほとんどないため、アトピーのひとにオススメの治療法です。症状が良くなった今となってはほとんど行っていませんが、脱ステのリバウンドでしんどいときは結構頻繁に行っていました。興味がある方はぜひ一度お試しください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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