ビタミンB群には、ビタミン B1、B2、B3、B5、B6、B12、葉酸、ビオチン、コリン、イノシトールなど様々なものがありますが、アトピーに高い効果を示すものが多いです。
今回の記事では、ビタミンB群のうち特に効果のある栄養素についてまとめます。ビオチンについては別の記事にまとめているので、アトピーに良く効く栄養素 ビオチンを参照してください。
アトピーに効果のあるビタミンB群
ビタミンB1
ビタミンB1は副腎の働きを促進させ、副腎皮質ホルモンというステロイドと同じ効果を持つホルモンの分泌を増やします。この副腎皮質ホルモンは自分の体から分泌される天然のステロイドのため副作用がなく安全です。
ビタミンCにも同様の効果があり、ビタミンB1はビタミンCといっしょに摂ることで、相乗効果を発揮します。
ビタミンB2
ビタミンB2には赤ら顔を改善する効果があります。赤ら顔はすぐには治らないのでビタミンB2を長期にわたって摂る必要があります。、あたビタミンB2が不足すると、皮膚炎や舌炎が起こることも知られていますので、サプリメントで積極的に補いたい栄養素です。
1日の摂取量は50mgですが、水溶性でありすぐに体外に排出されるので、過剰摂取しても副作用は少ないとされています。
ビタミンB5(パントテン酸)
ビタミンB5は、体内の有害物質の解毒と、アトピーに併発するヘルペスを防ぐという効果があります。またクエン酸回路やβ酸化といった代謝反応に必要な補酵素の重要な成分でもあるため十分量補う必要もあります。
1日に必要な摂取量は50mgといわれています。
ビタミンB6
ビタミンB6はビタミンB2同様、赤ら顔を改善する効果があります。また肌の保湿に欠かせないセラミドの生成に不可欠なビタミンでもあります。セラミドについては、アトピーに良く効く栄養素 セラミドを参照してみてください。
ビタミンB6は、水溶性でありすぐに体外に排出されるので、過剰摂取しても副作用は少ないとされていますが、授乳中の女性が、一日に25mg以上摂ると、乳の出が悪くなることがあり、その場合は摂取を控えましょう。
ビタミンB12
ビタミンB12は、アトピーの悪化要因になる一酸化窒素を除去する効果があります。よってビタミン12を摂ることでアトピーの炎症が減ります。またビタミン12は、ほかのビタミンB群と一緒に摂取すると、より効率よく働きます。
厚生労働省が定めているビタミンB12の1日の栄養所要量は、2.4μg(マイクログラム)は、市販のビタミンBサプリメントで十分量摂取できます。
アトピーの治療のために過剰摂取を勧める医師もおり、多少過剰摂取しても副作用はほとんど起きないとされています。
まとめとお勧めのサプリメント
ビタミンBには
- 皮膚炎を減らす
- 赤ら顔を改善する
- 副腎皮質ホルモンの合成を促進する
- セラミドの合成を促進する
などの効果があり、アトピーを改善する上で非常に高い効果があります。
そして十分量摂取するためにはサプリメントがお手軽でおすすめです。私はディアナチュラのビタミンBを用いています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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